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南アフリカプロジェクト

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南アフリカ、ダーバンにある麻薬中毒の方への支援施設

「bellhaven harm reduction center (ベルヘブン ハーム リダクション センター) 」

そこには麻薬中毒の方、結核やHIVなどに感染されている方が

一日に150〜200名訪れます

鍼とお灸を、彼らが選択できる治療の一つにしたい

 

​今回のプロジェクトはそんな想いからスタートしました

​Founding Directorであるマイケルがベルヘブンの人たちにmoxafricaの事を説明してくれているところ

ベルヘブン ハームリダクションセンターは、薬物を使用する低所得者やホームレスの人々に包括的な危害軽減サービスを提供、また結核および HIV 感染者向けのスクリーニングとサービスへの連携、統合を目的とした施設です。

 

社会的に最も弱い立場にある人の基本的人権を守る事、地位や経済力に関係なく、最高品質の健康及び心理社会サービスを受けられる事、「専門家」としてあらかじめ決められた結果を押し付けるのではなく、薬物使用者の自己実現への旅に同行する事をなどを原則としています。

 

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《ハームリダクションとは》 ハームリダクションとは、その使用を中止することが不可能・不本意で ある薬物使用のダメージを減らすことを目的とし、合法・違法にかかわらず 精神作用性物質について、必ずしもその使用量が減少または中止することが なくとも、その使用により生じる健康・社会・経済上の悪影響を減少させる ことを主たる目的とする政策・プログラムである。 薬物使用者、家族、コミュニティに対して寛容さをもって問題を軽減するきわめて現実的な政 策・プログラムであり、欧州、オーストラリア、カナダなどを中心に薬物政策として広がっている。 ①多くの利用者の獲得 ② HIV リスク行動の減少 ③薬物依存症治療アクセスの増加 ④路上での注射と廃棄物の減少 ⑤薬物過剰摂取リスクの減少 ⑥女性に対する安全性の向上 ⑦注射による感染症に対する医療提供 ⑧就労率の維持 ⑨薬物使用や犯罪を助長しない効果 ⑩警察による紹介 ⑪関連疾患の医療費減少

moxafricaとのプロジェクトの経緯

今回のプロジェクトは、2022年にベルヘブンの代表であるマイケルからの依頼でスタートしました。

ハームリダクションセンターであるベルヘブンで、鍼とお灸を取り入れたいと相談があったのです。

ベルヘブンで毎日で行われているメサドンによる治療は、薬物依存症の方の為の薬物療法です。

​ハームリダクションにおける沢山のメリットがある反面、​

薬物による様々な症状(不眠、関節痛、下痢など)は引き続きあります。

またベルヘブンには結核やHIVに感染している人も多くいます。

そのような状況の中で、鍼とお灸が彼らの助けになると考えたのです。

私たちはマイケルとオンラインミーティングを何度も重ね、

2022年11月に初めて、ベルヘブンを訪れました。

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​ベルヘブンの入り口にて

滞在中は施設の医療従事者やスタッフへの鍼やお灸の指導や、ホメオパシーの学校の生徒さんにお灸を教えたり、またベルヘブンに来ている方達へ鍼やお灸の施術などを中心に活動しました。お灸はもちろん、日本式の直接灸です。

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滞在中、私たちはお灸をひねる際の彼らの手の器用さに驚き、

また錯乱状態の薬物依存の患者にお灸をする事で落ち着きを取り戻してもらうなど

ベルヘブンでの鍼とお灸の大きな可能性を感じつつ、活動を終えました。​

それから1年が経過

マイケルとオンラインミーティングを続ける中で、

ベルヘブンで鍼とお灸を続けていく為の新たな課題ができてきました。

それは、人材の問題です。

現在はベルヘブンに在中している看護師が、鍼やお灸を担当しています。

ただ彼らは本来の仕事の上に鍼灸の仕事がある為、中々時間を取る事が難しい状況です。

今後も鍼とお灸を続けていく為に、私たちは次のステップに進む事にしました。

それは、現地で人を雇う事です。

鍼をする人はベルヘブン側で雇う事が決まり、私たちはお灸をするスタッフを雇う事を考えました。

その際に考えたもう一つの事、南アフリカの「雇用」の問題です。

南アフリカの2022年の失業率は、世界(102ケ国)で1位の33.5%、同じ計算で日本は96位の2.56%なので、圧倒的に高い事がわかります。

ベルヘブンに来る方も、仕事が無い方がほとんどです。

それも踏まえて私たちは今回、お灸が毎日できるスペースを作り、

そこでベルヘブンに通う人にお灸スタッフとして働いてもらおうと考えました。

去年行った際、毎日自らすすんでお灸をして、お灸の良さを知り、

家族や周りの友人にもやってあげたいと言う人が何名かいたからです。

彼らに以下の事をお願いする事で、その報酬としてお金を払う事を計画しました。

・ベルヘブンにて、お灸出来るスペースを毎日開設する

・ベルヘブンに通う人にお灸を勧め、またお灸を教えてあげる

・直接来る事が難しい患者の所に出向いてお灸を勧める​

彼らにお願いするメリットは雇用の他に、彼らが持つコミュニティの中でお灸を勧める事で、外から私たちが勧めるよりも受け入れやすい​のではないかと考えました。

今回、雇用や施設の運用費を含めると1年で約100万円必要な費用となります。

​薬物療法の副作用に苦しむ方や結核やHIVの感染者の方が、治療の一つとしてお灸が選択できるように。またお灸を続けることで効果が証明されれば、お灸の可能性を更に大きく広げる事ができます。

どうか皆様からのあたたかいご寄付を、よろしくお願いします。

​寄付の金額とリターン

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ご注意

・オンライン報告会の日程は12月初旬を検討しております。詳細は追ってホームページやSNSでお知らせさせて頂きます。moxafrica理事のマーリン・ヤングも参加予定です。

・日程が合わない方の為に、後日視聴可能なリンクを送らせて頂きます。

・返礼品の商品については、11月初旬から順次発送いたします。到着までお時間がかかること、ご了承下さい。

・お灸Tシャツについて、今回お灸スタッフとして働いてもらう現地の方に渡す物と同じカラーで、限定色です!この機会にぜひ!12月中旬に締め切り、順次発送となります。発送までお時間がかかる事、ご了承下さい。

・複数のコースを同時に(あるいは別の機会に)応援いただくこと、歓迎しております。

・スポンサーコースにおいてはこちらのページに貴社、貴院のロゴマーク、または氏名、名称を記載させて頂きます。​

協賛企業

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